英語→日本語BTS!(防弾少年団)翻訳の部屋

いまや世界で一番ホットな韓国の7人組ボーイズグループ「防弾少年団」(BTS)が取り上げられた英語媒体の記事やニュースをファンが和訳して載せているブログ。翻訳には意訳部分も多くなりますのでご了承ください。

【和訳】シンガポールで新たな歴史をつくったBTS 〜ライブレポート

2019年1月21日に公開された、bandwagonでの Louisa Chan氏の記事を翻訳しました。

 

 

BTS made history at sold out Singapore show — gig report

 

 

 

 

 オリジナル記事はこちら↓ 

www.bandwagon.asia

 

 

シンガポールで新たな歴史をつくったBTS 〜ライブレポート

 

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BTSを他のK-popグループから突出させたものはなんだろう?

ひとつには、この7人組のグループが土曜(1/19)の夜のシンガポール国立競技場でのコンサートチケットを完売させ、またもや新しい歴史を作ったことが挙げられるだろう。国立競技場はシンガポールで最大のコンサート会場で、これまでも世界最大レベルのイベントを行ってきた。この日の夜、45,000人の観客を集めたBTSは、この会場のチケットを完売させた初のK-popアーティストとなった。信じがたいことだが、デビューしたての彼らがずっと小規模のスターシアターで初のコンサートを行ったのは、たった 5年前のこと。スターシアターの収容人数は、2日前に彼らが集めた45,000人の9分の1の5,000人だった。

 
コンサートでは、彼らの最新アルバム 'Love Yourself:Answer'から多くの楽曲が披露されたが、'I Need U', 'Run', 'Save Meなどの少し前の定番ヒット曲も忘れず盛り込まれた。また、ファンが愛してやまない'Silver Spoon'(ベプセ),'Dope' そしてBTSのヒップホップのオリジンと初期に掲げた反抗精神を思い出させてくれる'Boyz with Fun'や'Attack on Bangtan'(進撃の防弾)などの楽曲のメドレーも聞くことができた。今や様々な楽曲リストを持つ確固としたミュージシャンである彼らだが、'Spring Day'などの有名なトラックがないことなど、コンサートのセットリストについてはセレクションに制限があるようにも見えた。もちろん、ヒット曲の多いアーティストにはよくあることなのかもしれないが。

 

上述したことはもしかしたら、メンバーそれぞれのソロパフォーマンスの準備がなければ避けられたのかもしれない。ただ、ソロパフォーマンスはそれぞれ非常に魅惑的であった。J-Hopeは'Trivia: Just Dance'でハスキーボイスと洗練されたダンスの動きを見せつけ、ジョングクは'Euphoria'での軽やかなステップのダンス、風のようなボーカルと高いファルセットでグループでの「黄金マンネ」の立ち位置を確信させ、ジミンは夢の世界のような'Serendipity'でコンテンポラリー・ダンサーとしての確かな力量を見せつけ、RMは'Trivia: Love'でアップビートのラップの合間に観客の掛け声と完璧に呼応し、Vは官能的な'Singularity'での優美で洗練された振り付けでファンから熱狂的な叫び声を巻き起こし、Sugaはメランコリックでシンセポップなトラック'Trivia: Seesaw'でソウルフルなラップを聞かせてくれた。そして個人的に一番感動したのは、ジンの'Epiphany'での演出だった(ちなみにジミンは僅差で2位)。

 

グループ最年長のメンバーであるジンは、バックダンサーも派手なステージライトも余計な小道具の力も借りず、グランドピアノだけをつかって'Epiphany'を感情たっぷりに歌い上げた。この堂々としたシンプルなパフォーマンスに私は圧倒され、そして少し感傷的な気持ちにもなった。

 

他に印象に残ったパフォーマンスは、アップビートな人気曲の数々だ。まずはオープニングに会場を一気に盛り上げる'IDOL'、そして'DNA', 'Fake Love'に'MIC Drop'。これらの曲の見どころはメンバーの激しい群舞だけでなく、完璧に揃ったファンチャントや耳を刺すような叫び声など、最高潮に達した観客の熱気でもあった。

'Answer: Love Myself'はそのタイトル通り、3時間にわたる輝かしいコンサートの結びを感じさせるものだった。3時間のプログラムの中でファンが見るのは、前例のないほどの地位と名声、そして華やかな記録の数々の向こう側にあるもの、BTSのありのままの姿だ。音楽の力で多くの人の生き様に触れながら、ただひたすら自己愛を通じて変容しようともがく7人のミュージシャンの姿だ。言うまでもなく、自分たちが獲得したたくさんのファンの力で、彼らはそのゴールを達成してきた。

私はBTSがその他のK-popグループを飛び越えて成功したことを不思議に思っていた。小さな事務所からダークホースのように出てきた彼らが、K-popのステレオタイプに逆行して歩み続け、最終的に日の目を見たという話なのだろうか?メッセージとテーマが丁寧に盛り込まれたアルバムが成功の理由なのだろうか?他のK-popグループとアートディレクションの方向性を大きく変えたことがMVでのビュー数獲得につながったのだろうか?それとも彼らのビジュアルの力だろうか?もしくは上記すべてだろうか?その他のK-popグループからBTSを差別化した具体的な原因はなんだったのだろうか。

 BTSの姿を生で見たことで、彼らの圧倒的な人気の理由をほんの少しだけつかむことができた。彼らは6年近いキャリアの中で自分たちを何度も刷新させながら、キャリアの絶頂期に至るまで、何があっても歩みを止めることはなかった。BTSのパフォーマンスを見れば、彼らが今もその粘り強さを持ち続けていることがはっきりとわかる。目を見張るようなショーを観客に見せるために、彼らは決して立ち止まることがないのだ。

3時間ものコンサートの間、ほとんど乱れない完璧なボーカルとラップと激しいダンスを見せつつも、頻繁にウインクや投げキッスや笑顔などのファンサービスをしている彼らをを見たときに感じた驚きを、どうやって言葉にすればいいだろうか。このレポートを書きながら、BTSの一分の隙もないショーマン精神と ライブ中の様々な出来事について、どう書けばいいのかまだ途方に暮れている。ステージを照らす眩い光、会場を綺麗な海に変える同期化されたARMYボム、そして鼓膜を突き破るようなファンの掛け声…。正直、仕事で参加しているということを忘れそうになったぐらいだ。しかし、パフォーマーたちによってこんなにも多くの観客が我を忘れてしまうことこそが、コンサートの醍醐味ではないだろうか。

コンサートそのものがひとつの祝福のようだった。BTSの楽曲が世界的な評価を得たこと、その楽曲が多くの人たちの人生に響いたことに対する祝福。そして、アルバムの中で何度も語られ、歌われているself-love(自己愛)に対する祝福。メンバーそれぞれの個性が際立ちながらもひとつのグループとして結束していることに対する祝福。さらにもちろん、BTSとファンが相互に与え合う愛に対する祝福。コンサートを通じてBTSについての新しい発見があった私としては、彼らの次なるステージが楽しみである。

 

 

(以下、セットリスト続きますのでネタバレ嫌な方は閉じてください)

 

 

 

 

セットリスト:
'IDOL'
'Save Me'
'I'm Fine'
'Magic Shop'
'Trivia: Just Dance' (J-Hope solo)
'Euphoria' (Jungkook solo)
'I Need U'
'Run'
'Serendipity' (Jimin solo)
'Trivia: Love' (RM solo)
'DNA'
Medley: 'Boyz With Fun' + 'Attack on Bangtan' + 'Fire' + 'Silver Spoon' + 'Dope'
'Airplane Pt. 2'
'Singularity' (V solo)
'Fake Love' (Rock ver.)
'Trivia: Seesaw' (Suga solo)
'Epiphany' (Jin solo)
'The Truth Untold' (Jin, Jimin, V, Jungkook)
'Outro; Tear' (RM, Suga, J-Hope)
'MIC Drop'

アンコール:
'So What '
'Anpanman '
'Answer: Love Myself '




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